写真投稿中心のSNSでは他人への警戒心がグーンと薄くなる
【更新:2022/1/30】
以前にも似た内容のことを書いたことがありましたが。
最近、またInstagramのアカウント乗っ取りや詐欺などの報告が急増しています。
というよりも、インスタのこういう問題は世界規模で波状的に広がっています。
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タイトルにも書いたようにInstagramにおいてユーザーが他のSNSと意識が違うというのは画像SNSは他者への警戒意識が緩くなりがちという部分です。
例えば、Twitterやfacebookだと突然繋がりもない人からフォローされたりコメント貰ったら「何でだろう?」という疑問は感じるでしょう。
ところが画像SNSの場合だと「自分の画像が気に入られたんだ!」「言葉は通じなくても写真だと国を超えて共感しあえる!」というふうに警戒レベルがグーンと低くなり、見ず知らずのユーザーからのフォローやコメントにも不信感を抱きません。
警戒よりもむしろ受け入れてしまう意識が高い状態になっているといえます。
この意識の差は悪いことを企んでいる側からすると、とてつもなく大きなメリットになります。
ここ最近Instagramが詐欺などを行う犯罪行為の温床になっているというのはそういう画像SNS特有のユーザー意識を利用したものですね。
Twitterの現金や商品バラ巻き企画なんてほとんどウソですが、画像があれば真実味が出るのも似たようなものですかね。
ー 怪しいアカウントを公開します ー
何が目的かは断定しにくいのですが、僕のアカウントにも怪しいユーザーが何人かフォローしてきました。
運営に報告するので近日中にその人たちのアカウントは消える可能性がありますが。
その怪しいアカウントとはこの人たち。
まず、プロフィールに書かれている内容が句読点、絵文字含め全く同じ。(笑)
年齢も同じ。
投稿は非公開設定で自分の投稿がゼロなのも同じ。
最初にフォローされた時から疑問には思っていましたが、僕は時々こういう人の動向を観察するためにしばらくわざとそのまま(フォローは絶対にしません)にしていることがあります。
botならこちらが無反応だと1週間か10日ほどで勝手に消えていきます。
副業勧誘やそれを意図するような(「のんびり気ままな暮らし」「OLだった私が海外旅行三昧!」)分かりやすいのは別として、上のユーザーのように白黒つけにくいユーザーは通報することに躊躇する人もいると思います。
でも、躊躇する必要はありません。
疑わしいと思わせる方が悪いんですよ。
白黒は運営がつけてくれます。
運営が下した結果を通報者が気に病む必要は一切ありません。
そのための通報システムです。
参考までに上のユーザーと同じプロフィール「インスタリセットしました。勧誘などのフォローは辞めてください。迷惑です。」はググってみると他にもいました。
それも文言、設定、年齢すべて同じ。
何をしようとしているのかは不明ですが、考えてみてください。
ろくにコミュニケーションを取ったことのない人に手紙送るのに自分のことは何も書かないで送りつける人いますか?
不特定多数に画像を見られたくないから非公開設定にしているのは分かりますが、その状態でフォローしてくるのならプロフィールに説明やなにか一言付け加えていないとフォローされた側は当惑するでしょう。
というか単純にマナーの問題だと思います。
ー パスワードの設定にも注意 ー
SNSの不正行為被害に合わないようにするためパスワードの使いまわし、単純すぎるパスワードも止めましょう。
ついつい考えるのが面倒で「アカウント名+生年月日(生年月日以外の比較的短い文字列でも)」などやってしまいがちですが、こういうのはほとんどパスワードになっていません。
パスワードアタックで簡単に探り当てられてしまいます。
スマホのフリック入力やキーボードのタテ・ヨコ・ナナメなどの順列も同様で、一定の規則性のある順列組み合わせはいくら長い文字列であろうと無意味です。
既成の単語・熟語の組み合わせもあまり安全とは言えません。
たまにこういう話題で「パスワードやセキュリティーなんて神経質に言ってるやつほど大した情報も持ってないねん!」なんてマウンティング発言してくる人もいるのですが、そういうツマラナイ意見は無視しましょう。(笑)
ということで、今更ですがSNSには不正なユーザーがウジャウジャといるということを忘れないようにしましょう。
こんなブログもやってます。