こんにちは。
パソコンの動作が不安定になったり、ブルースクリーンが出たりするとOS(Windows)に問題が発生していると考えていいでしょう。
そこでよく紹介されるのが、復元ポイントを使った修復方法。
コンピュータが自動で設定した復元ポイントに戻してくれる「安定していたあの日」に戻れる機能です。
(ただし、復元ポイントを設定する機能をONにしておかなければいけません。復元ポイントのデータを保持するのでディスクの容量を食います。)
一見便利に思えるこの機能。
XPや7など過去のOSも含め何度も試したことがありますが、今回のWindows10でも、やはりうまくいきません。
うかくいかないどころか余計にメチャクチャです!(>_<)
まあ、分かっていたことではあるんですけど。。
簡単に言うと、過去と現在の環境の整合性が合わないので、コンピューターが混乱する、といったところです。
復元ポイントから現在までの間にインストールしたり、アップデートしたアプリなんかがあると、成功率はいちだんと下がります。
もうPCの不具合修復なんてリカバリー(クリーンインストール)しかありません。
めんどくさいことに個別対応して、後々「やっぱりダメか。。」となるよりはかえって時間の節約にもなると思います。
バックアップはユーザーフォルダの中身と、メールのエクスポート(Outlookなどの非クラウドアプリの場合)を行っていれば、たいていの人は大丈夫だと思います。
要するに自分が手を加えて作ったデータや写真、ドキュメント、年賀状作りソフトなんかで作成した住所録etcなどはバックアップする必要があります。
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《クラウド系アプリならバックアップは不要》
クラウド系のアプリであれば、アプリの環境ごとホストで管理されているので、ユーザー登録情報とパスワードさえしっかり管理しておけば、めんどくさいバックアップをとる必要もないですね。
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《Googleクロームはアカウント情報の記録のみでバックアップは不要》
未だに「リカバリー実行のバックアップに忘れてはいけないこと!」と題してGoogleクロームの環境設定やブックマークのエクスポートのやり方を説明しているサイトを見かけますが、そんなめんどくさいことやらなくても大丈夫です。
ホストから同期できるから、スマホやpadでも同じ環境で使えているのです。
リカバリーしたり新しいパソコンになっても、自分のアカウントでログインすれば、今までの環境とそっくり同じ状態で使えます。
IEやedgeの場合はWindowsのプログラムの一部となっているので、リカバリーすれば、お気に入りなど全て白紙状態になってしまいます。
Googleクロームに関して言うなら、Googleフォトやマップ、GmailからYouTubeの登録チャンネルまですべてそっくりそのままです。
バックアップの必要すらありません。
そんな感じで、Web、クラウドアプリが増えてきているので、昔のWindowsの時みたいに、リカバリーって言ったら”一大事!”みたいな感じではなくなりました。
ただし、必要なデータは普段からきちんとバックアップしておく、というのは大前提の話になります。
今回の自分のパソコンのリカバリーは3時間ほどで完了。
そのうちパソコンの初期化や再構成を待っているなど、自分が何もしていない時間が半分以上。
参考までにバックアップを取っておくデータのリストを挙げておきます。
個々によって必要なものは違ってきますので、あくまで参考としてください。
《バックアップするべきリストの目安》
〇ユーザーフォルダのデータ
(ドキュメント、ピクチャー、ビデオ、画像、ミュージックなど、その他自分で作成した任意のフォルダの中身)
〇マイクロソフトアカウントの登録情報、パスワード
〇クラウド、Webダウンロードアプリのユーザー登録情報、パスワード
(エバーノート、ドロップボックス、アンチウィルスソフト、フォトショップなど)
〇Outlookなど非クラウドのメールアプリの送受信データ(データエクスポートを行う)
〇iTunesのデータ (iPhoneのバックアップデータを入れている人は特に忘れないように)
〇プリンタでスキャンした名刺などのデータ
(ドキュメントフォルダに入ってる場合もありますが、違うところに保存されている場合は注意)
などでしょうか。
《エクスポートデータはデータ容量に注意》
ちょっとヒヤッとしたのが、Outlookのデータエクスポートを行ったとき。
データの容量を見ると「375キロバイト」となっていました。
前日から使いだしたメールアプリでもない限り、そんな小さいデータであるはずがありません。
もう一度エクスポートしたら、まともな容量だったという危ないこともありました。
これも、個々の環境によって違ってきますが、半年や一年以上使用を続けていたなら、中身がキロバイト単位で納まっていることはあり得ないでしょう。少なくともメガバイト単位になっていると思います。
操作上のウッカリミスがあったのかも知れないですが、中身を直接見られないエクスポートデータの場合はデータ容量に注意して確認しておきましょう。
iTunesや写真のデータは膨大になるとバックアップするのにも時間が掛かるので、普段からマメにバックアップしておくと、ホントにスムーズにリカバリー作業ができますよ。
95や98など、昔のWindowsならブルースクリーンの出現は日常茶飯事でしたが、今のWindowsは安定性が高いので、ブルースクリーンやOS落ちはシステムに相当なダメージがあると考えていいでしょう。
そういう時は迷わずリカバリー。
またバックアップはこまめに取っておきましょう。
バックアップ目的なら1T(テラ)からが現実的
画像・動画を扱う人なら3T(テラ)買っておくと便利
※但し、OSによって3Tは起動ディスクとして使うには制限アリな場合も。分からなければ2Tまで。
テレビレコーダーの外付けHDにも(適応機種・要確認)
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