なんでもメモ!

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誰でも読みやすい『UDフォント』@もっと広がれ!

こんにちは。

 

UD(ユーディー)フォントとはユニバーサルデザイン書体のこと

読み書きに障害を持つ人やお年寄りにも見やすく優しいフォントとして、パソコンやワープロソフトなどに組み込まれたり学校の教科書にも広がっています。

 

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アイキャッチのためのアイコンでUDフォントと関係ありません。

 

MSワードのフォントにも採用されています。

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↑UDフォントを使って書いています。

 

考案したのは大阪の企業。

 

読み書きに障害を持つ人などには明朝体のような払いやハネのある字体は突き刺さるように見えて読むことが苦痛であったり判読に時間がかかるそうです。

 

そういう人たちにとってUDフォントは苦痛なく向き合いやすい字体として、書物に向き合えなかった子どもが積極的に書物に触れるようになるなどの効果がてきめんに表れているのです。

UDフォントで書かれたものとUDフォント以外で書かれた同じ内容のテストを試した結果、判読性の高いUDフォントを使用したテストの回答率が15%も高い結果だったことも報告されています。

そういう意味でUDフォントは学力向上にも期待されています。

 

実はこのブログの一発目の記事はフォント関係の話題でした。

nandemomemo.hatenablog.jp

 

現在はデフォルトのフォントが変わっているかもしれないですが、僕がEvernoteを使い始めたとき、日本語のフォントがなんだか中国の書物に出てくるような独特のフォントでほんとに見るに堪えないイライラ感を感じていました。

 

以前メインで使用してきた画像編集ソフトも操作パネルのフォントに違和感があるせいで使わなくなった(というか苦痛で使えなくなった)ものがあります。

N社のものです。フォント以外にも理由はありますが見た目はホントに大事!

 

自分は読み書きに障害を持っているわけではないですが、基本小さい時から読書が嫌いです。

情報誌や実用書ならそこそこ読んできましたが、そういうジャンル以外の読み物はたいてい嫌いです。

文庫サイズの本はまず読みません。というか読むのが苦痛です。

学校の読書感想文はいつも前書きとあとがきだけ読んで書いていました。(笑)

 

自分の読書嫌いを分析したことはなかったですが、考えてみたら潜在的にフォントによって好き嫌いを区別していた可能性はあるかもしれないです。

 

ホームページや名刺のフォントにわざわざ明朝体とか、太さの変化のあるフォントなどを見た時には殺意さえ感じるので、見た目の好み以外でも何かを感じていたのかもしれないです。(最近、老眼も入ってきたのでよけいに顕著です。老眼鏡は使ってますよ)

 

あと、同じ文字分量であっても途中で空白・空間のない字間が詰まったものもダメです。

僕のブログでやたらと行の空間を多く取っていることが気になっている人がいるかもしれないですが、単に自分がそうでないと気持ち悪いからです。

 

サイト滞在時間を稼ぎたいからじゃないです。(笑)

 

そんなわけで、だれにでも見やすいUDフォントがもっと広がっていけばいいですね。

 

考えてみたら文字なんて嫌でも目に入ってくるもの、対峙しないといけないものなので身の回りに違和感だらけのフォントなんて考えただけでもゾッとしますね。

 

 

ー 話が出たついでに先程挙げたN社の画像編集ソフトの件 ー

 

参考までにコレが違和感あって使用不可になったN社の画像編集ソフトのフォント

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数字も文字もチカチカと目に映ります。。 片頭痛起こしそうです

 

フォントの専門家じゃないので何がどうとか技術的な言葉で説明できないのですが、とにかく違和感があります。

気持ち悪いんです。。

 

確か更新前にもフォント自体は同じだった可能性はあるのですが、更新されてから文字のデフォルトサイズが大きくなったと思います。

ソフトを作っている側としては文字サイズが大きくなったことで視認性が良くなったと考えたのだと思いますが、個人的には違和感のあるフォントがハッキリと見えることになったせいで逆に不快感が大きくなったという結果です。

 

このソフトに関してはUIのまとまりがなく、そもそも好きでなかったということも大きかったです。

ほとんどは見た目の問題に起因しているのですが、ほかの細かい部分でも更新されてからはますます自分好みではなくなったせいでソフトウェアの性能云々ということ以前に、画面と向き合うことが著しく苦痛になり使用を断念せざるを得ませんでした。

 

そのあとメインにした画像編集ソフトはAdobeLightroomですが、こちらは各パラメーターの文字はN社のソフトよりもずっと小さいにも関わらず違和感もなく、比較するまでもなく圧倒的に見やすいのです。

 

正直、画像の好みとしてはAdobeよりもN社(OEMなんですが)のほうが好みに合うことも多かったのでメインで使用を続けたかったのですが、説明したような事情でどうしても無理になってしまいました。

 

 

ー ついでに ー

ホームページや名刺で個性やデザインを主張したい気持ちは分かりますが、フォントや配色には見やすさに気を使ったほうがいいと思います。

そういう実用的な部分はあまり奇をてらわないほうがいいと思いますね。

 

クリエイティブ系の方でしたが差し出された名刺が真っ黒ベースに赤の文字とか、渡された瞬間に嫌な顔しそうになったというか真剣にクスリやってないか?と思いましたよ(笑)

 

オリジナルブランドを持っているメガネ屋さんで白背景に輝度の高いイエローの文字を使い、その2色のみでトップページが構成されいているWebサイトを見たことがありますが、こういうデザインってそもそも眼鏡屋さんとしての見識を疑われてしまうと思います。

 

イエローと白なんて、例えば色弱の人であれば軽度であったとしてもほとんど判読不能だと思います。

正常な目の自分でも最初は画面真っ白にしか見えなかったくらいですから。

軽度の色弱の人は40人に1人くらいの割合でいるといわれているので、メガネを販売している人たちがそんな事にも配慮ができないのか?と思われてしまいますよね。

 

そういう意味でけっこうやらかしてしまっているWebサイトって意外と多いです。

そういうのは客離れを起こしてしまうだけで良いことは何もないと思います。

 

ともあれ、見やすいUDフォント、もっと広がっていけばいいと思います! 

 

 

こんなブログもやってます。

osaka-bar-event.hateblo.jp