こんにちは。
ノートパソコンのメモリを増設したので、関連したことを書いておこうと思います。
メモリを増設したいと思っている人は参考にしてください。
今回の記事の要約は
購入時に8G(2スロットのうち1スロット空き)だったメモリに、もうひとつ8Gのメモリを追加して最大の16Gにしました。
- パソコン本体 ThinkPad E560
- 購入時から実装されていたメモリ 8G 作業時にSAMSUNG製と確認
- ThinkPad E560のメモリ企画 PC3L-12800 DDR3L ※Lenovoのサイトから確認
- 購入したメモリ〈メーカー〉crucial〈企画〉DDR3 PC3L-12800 CL11 8GB 1.35V/1.5V
- メモリ購入は大阪日本橋のでんでんタウンの「パソコン工房」にて相談のうえ 取付作業は自分で(相性問題が起こった時のための交換保証:855円を付けて購入)
もとの状態
追加後
作業はバッテリーを外してから! もちろん ACアダプターも
作業前のバックアップも忘れずに
【メモリ購入に関して】
ということで、まず大事なことを言いたいのは、とりあえずPCに詳しく全て自力対応できる人でなければ増設メモリの購入は実店舗で相談して行ったほうがいいと思います。
ネットショップだと安いところが見つかると思いますが、メモリはPCの交換パーツとして現在でも相性問題を大きく抱えるパーツだそうで、まず企画を合わせるのは当たり前。
企画を合わせたうえでも何らかの相性問題が起こることは未知数で、もっと厳密にいえば「メーカー・企画・ロット」まで合わせなければパーフェクトとはいえないそうなんですが、ロットまで合わせるのは現実に不可能。
PCメーカーから純正メモリを買うという手段はありますが、バカ高いので誰もそんなことしません。
したがって事情に詳しい店員さんの話を聞いて買った方がいいと思います。
ちなみにでんでんタウンのお店を何件か周ったのですが、そのなかでメモリに関してはパソコン工房の店員さんがズバ抜けて情報豊富でした。
相談して購入するうえでも最低限自分で調べておかなければいけないことは、現在の自分のPCに積まれているメモリの仕様(企画)
Lenovoは製品カタログ・製品仕様書 | レノボジャパンここで調べられます。
今回メモリ購入した後から分かったことで、購入したcrucialのメモリ企画「DDR3 PC3L-12800」とLenovo推奨企画「PC3L-12800 DDR3L」はDDR3の後に”L”の有り無しという違いがあって、これが違うだけでも”相性問題”は起こるという情報を見つけました。
ビックリして調べてみると、このDDR3とDDR3Lの相性問題は動作電圧の違い《DDR3:1.5V、DDR3L:1.35V》で起こることがあるということ。
今回購入したメモリはDDR3ですが、よく後ろのほうまで企画を見てみると「1.35V/1.5V」となっていますね。
ハイブリッドというかどっちでもいけるんでしょうね。
こういうことが分かっていたから店員さんも薦めてくれたんだなと。
ということで、諸処の事情が分からない人は少々高くても実店舗で交換保証を付けて買ったほうが安心だと思いました。(交換保証は1ヶ月以内)
かなりベテランの店員さんだったので他にもいろいろと教えてもらえて、ヤッパリ現場の人の情報は違うなと感心することしきり。
実装作業は自分で行ってプロパティーでも16Gで認識されていることが確認できたので、とりあえずは成功。
16Gと認識されています
【ThinkPadの裏面パネル取り外し】
作業した時に難儀したのが、PC裏面のパネルを外す時。
パネル取り外しの話題の前に少し寄り道・・・
Lenovoではホームページで各機種ごとの「ハードウェア保守マニュアル」を公開していて、メモリ交換・キーボード取り外しetcなどが分かるようになっています。
ですが、企業HPの”あるある”でたどりりつくまでが大変なので、手順を案内しておきます。
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《ハードウェア保守マニュアルまでの道順》
- 今週のオススメ! | レノボジャパン ←「レノボ」と検索して出てくるトップページ
このトップページの上部に検索窓がありますが、ここで「保守マニュアル」「E560」などと打ってもハードウェア保守マニュアルにはたどり着きません。見せないようにしているのか?(笑)
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トップページを下までいくと「+サポート」とあるので「+」を選択してプルダウンメニューを表示させる。
- プルダウンメニューのどの項目でもいいので選択すると次の画面が表示されると同時にポッポアップで検索画面が出てくるので「E560」などの機種名を入力
- 次に表示された画面の左に入力した自分のモデルが表示されていることを確認した後、同じページの上部「マニュアル・製品と部品・アクセサリー」を選択
- 次に表示されたページの検索窓で「ハードウェア保守マニュアル」と入力すると検索結果として表示されるので選択するとPDFが開く。
という、とんでもなく面倒な手順を踏まないとハードウェア保守マニュアルまでたどり着かない親切設計のウェブサイトになっています。
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裏面パネルの取り外しの続き
裏面パネルの3箇所のネジを緩めてから(ネジを緩めてもパネルとネジは分離しないようになっています※下記)くぼみのついた部分をコジてパネルを外すようになっていますが、本当にこれ以上力入れていいの?と思うほど固いです。
外した時にバリッ!!って音がしました。
で、次にパネルを取り付ける時にも上手くハマらない。。
結局何度か試しているうちにパネルのツメを2本折ってしまいました。
最初に折れたツメ パネル裏側には絶縁塗装
結局2つ折れた。。
こういう圧力のかかる箇所のツメって瞬間接着剤とか使っても修復不可能(接着できても次にハメた時一瞬で折れます)なのでさっさと諦めましょう。
裏面パネルが固いってのは他のThinkPadユーザーのブログで見たことあるのでこういう仕様のようです。
ツメは1つ2つなら折れても問題ないでしょう。
※裏面パネルのネジの緩め方
ドライバでネジを緩める時はネジ付近の裏面パネルを手で押さえながら緩めていってください。
ずっと緩めていくとカチ カチという音と手応えのする部分があるので、そこまで来たらネジは外れています。
ちなみに裏面パネルの内側には絶縁塗料が塗られているという神経質ぶりですが、SONY、東芝製のPCでは見たことがなかった気がします。
エレキギターの裏面キャビティ―に塗られている赤茶けた絶縁塗料とよく似ていたので多分同じだと思うけど。
【メモリの相性確認 crucialの場合】
購入したcrucialのメモリはメーカーのホームページからPCとの互換性が確認できるようになっています。
これはメモリメーカーが互換性を確認している情報なので信頼性は高いです。
ここでも僕が購入したメモリとThinkPad E560との互換性確認はできました。
今回購入したcrucialのメモリーはAmazonでなら9800円前後で販売されていますがパソコン工房では交換保証を付けてまだ数百円安い価格でした。
メモリは価格変動が激しく現在は高騰中
画像編集ソフトとかも日常的にいじるので今回のメモリ増設はかなり満足してます。
【メモリの正常動作チェック】
メモリが正常に認識しているかはWindows10なら標準アプリで「Windowsメモリ診断」があるのでチェックしてみるといいでしょう。
メニューの「Windows管理メニュー」→「Windowsメモリ診断」で
やってみたら異常なしということでひと安心。
結果は再起動後に右側のトースト表示(ピロロロ〜ン♪)で「メモリエラーは検出されませんでした」と表示されますが、表示された後は通知に結果が残らないので、見逃したら分からない。。!?
異常があったら何かしらアラートが残るのかな?
さらに安心を求めるならメモリにもっと高負荷をかけてチェックするサードパーティーアプリがあるので試してみるのもいいかもしれないです。
一応ダウンロードだけしておいたので時間のある時にやってみたいと思います。
「Memtest86」というアプリですが、上のリンクでとても詳しく解説があります。
他にも有用な情報の多いサイトです。
《2018.3.9 追記》
Memtest86には「Memtest86+」と「Memtest86」の2種類があり、それぞれ最新バージョンが更新されているようです。
↑上のリンクでは「Memtest86+」です。
後々自分のPCで「Memtest86+」をCDブートで回してみようと思ったら、何度トライしてもブートできない状態でした。
ショップで相談したら最新のPCでは「Memtest86のV7.4」を使用するという回答を得て、これで実行してみると回答の通り無事実行することができました。
ココで詳細が説明されています。
【ThinkPad(Lenovo)をお得に買い物できるサイト】
最後にThinkPadにあこがれる人(笑)、使ってみたいと思う人はお得なお買い物ができるサイトがあります。
レノボは公式ホームページで公開しているクーポンで安く買える、いわゆるクーポン販売を積極的に行っていますが、ここだとさらに特価で購入できます。
買う時には使わないと損!
というより本来こういう販売手法って好きじゃないんだけどね。
販売店じゃなくメーカーがコレやったらそもそも定価の意味が無いというか、本当に妥当な定価なの?値引き想定した定価設定してんじゃ無いの?という疑問が払拭できないから。
あまりお行儀のいい行為とは思えません。
そういう自分もThinkPadにあこがれあったから買っちゃったけどね。(笑)
少しフォローを入れておくと、自分が買ったE560は購入当時ヨドバシで類似スペック(主な条件 SSD・Core i5・メモリ8G以上・フルHD液晶)のものを探したら E560の次に安いものでも4万高で、その他はだいたい6万アップくらいだったので、他社比較でもお買い得と言えばお買い得でした。
中国製なのは気にしないので米沢生産モデルに特別なシンパシーは湧かない。
ということで、まとまりのない内容でしたが、ちょっとでも参考になれば嬉しいです。
こちらのブログもよろしくお願いします。