ルクルーゼのケトルの蓋って硬くて開けるのに苦労するのがありますよね。
筆者はこれまでZENやコーンなど4個ほどルクルーゼのケトルを使ってきましたが、特にいま現役で使っているのが硬くて困っていました。
それを直す方法を実践してみました。
※自分で手を加えたものは保証の対象外となりますので自己責任で行ってください。当サイトでも責任は負えません。
と注意書きをしましたが、よほど不器用な人とか力加減を読む慎重さが足りない人でなければ問題はないと思います。
方法は簡単&単純です!!プラスチックハンマーでフタの3か所の出っ張りを叩く。
ですがここで注意!ぜったいに金属のハンマーで叩かないでください!
素人は金属のハンマーでも力加減でなんとかなると思ってしまいがちですが、絶対にやめてください。ステンレスが負けてしまいます。使うのはプラスチックハンマーです。
筆者はコレを使いました。
模型で有名なタミヤからでている模型用工作ツールです。
最近、家電量販店ではプラモデルやおもちゃの品ぞろいが豊富ですよね。
このタミヤのマイクロプラスチックハンマーは近所の家電店のプラモデル工具のコーナーで買いました。ホームセンターでもプラスチックハンマーは手に入りますが、逆にこういう小ぶりのものがありません。
力の加減に関してはむしろグリップが大きい方が簡単なのですが、今回の用途では打面(ハンマー)が大きすぎるものは使いにくいと思います。
参考までにゴムハンマーは逆に柔らかすぎて意味がないのでこれも却下。
白い部分がプラスチック(樹脂)ハンマー。最初は黒い鉄のハンマーが2つ(平面と凸面)が付いているのでどちらかを外して付け替えます。
さて、いよいよ作業です。
3か所の突起部分を一個づつコツコツと叩いていくわけですが、この作業を一回で済ませようと思わないでください。最初に叩いたときに変化が無いからといって次にいきなり大きな力で叩くのも避けてください。
目で見て変化が確認できるような状態はやり過ぎですので慎重に。筆者はひとつの突起ごとにコツコツコツコツと4回くらい軽く叩くのを3か所分繰り返し、都度蓋を着脱して硬さを確かめ、それを6回くらいやったところでようやく蓋の着脱の硬さに変化が出てきたことを確かめました。そこからさらに繰り返すこと3~4回、計10回くらいで良好な着脱になりました。
蓋の着脱は緩すぎるとお湯を注ぐときに蓋がコロッと外れて火傷したり、お湯が沸いた時のヒューッ!という音が鳴らなくなる可能性も考えられるので慎重に行ってください。
できれば「まだ少し硬いかな…」と思うくらいのところで止めて数日使ってみるほうがいいかもしれないです。
実際にどれくらいの力で叩くといいのかを言葉で伝えるのは難しいですが、写真で見てもらうと分かるとおり、突起は小さいので突起以外の余計なところを叩いてしまわないように軽くコツコツでいいです。
力の弱い女性だと筆者が行った回数の×2回分くらいになってしまう可能性もありますが、力を入れすぎて着脱がスカスカになってしまうと元も子もないので、慎重に行ったほうが良いでしょう。
くどいようですが、埒があかないので鉄ハンマーで叩くのは絶対にやらないようにお願いします。
もう一点、注意してほしいのは、蓋を回していろんな部分で着脱の硬さを確認してください。ここでは簡単に外れるけどこの部分では硬いということがあると思います。
ポジションによって緩い部分と硬い部分が混在する場合は、その時点で作業をやめて緩い部分で開けるクセを付けたが吉です。
また蓋の黒いつまみを固定している裏ネジ(2枚目の写真で写っている真ん中のネジ)が緩んでいる場合締め直してから蓋の着脱の硬さを確認してください。
筆者のはコレが緩くなっていたので一度締めてみたらわずかに着脱が硬くなった気がしました。これは本当に微妙なところで気のせいかもしれないのですが、緩み過ぎていると裏のステンレスのテンションが微妙に変化してそのような変化が起こるのかな?と思ったりしました。いちおう参考までに。
まとめると
- プラスチックハンマーで蓋の外周にある3か所を均等な力で叩く
- 使用するのは必ずプラスチックハンマー 鉄ハンマー厳禁!
- 1回の作業で直そうとしない。最初は弱い力で叩く。都度フタの脱着を繰り返し5~6回同じことをしても変化がないようであれば、少し力を増して叩く。慎重に作業する
- フタを回していろんな部分で硬さを確かめてみる。ケトルを傾けた時にスッポリと外れてしまうポジションを作らない。
- フタのつまみを固定するネジが緩んでいるようであれば締めなおす。
ルクルーゼはおしゃれでキッチンに立ったとき、あっただけでテンションが上がりますよね。
蓋を楽に開ける力がないのでケトルの注ぎ口から水を入れていたという主婦の話もよく聞きました。
これで使い勝手もよいおしゃれなルクルーゼを100パーセント活躍させてください。