本格的にエアコン稼働させる時期になったので季節毎のエアコンのお手入れをする家庭は多いでしょう。
旧ナショナルエアコン(現Panasonic)CS-X226Aは、少々古い機種ですが、発売当時はエアフィルターの自動洗浄機能の付いた機種として、けっこうな値で販売されていたので、おそらくまだまだ現役で使用されている家庭は多いと思います。
この機種のエアフィルターの掃除をしようとしてパネルを開けようとしたら『???』という事態に陥りました。
コレがけっこう癖アリというか、同じことに悩む人もいるんじゃないかと思ったので書いてみることにしました。
さて、一見するとなんの変哲もないよくある構造にしか見えないのですが。

実はこのパネルはパネルの骨組みになる部分とパネル表面の2つが合体して1枚のパネルになっています。
(写真1)通常の状態

(写真2)パネル表面と下の骨組みが分離した状態

表面パネルは下の骨組み部分からわずかに浮き上がるようになっている。パネル全体を跳ね上げるには赤のラインで示した部分(左右両方)を持って跳ね上げる。
■パネルの跳ね上げ方法
- パネルを左右の両脇から両手を添えて跳ね上げる
下から見えているパネル下側の隙間に手をかけて跳ね上げると筆者のように失敗します。
パネルの左右両脇に手を添えると、意識しなくても写真2の赤でマークしたパネルの骨組みに手がかかります。
跳ね上げる時には(写真1)の状態のままで構いません。
ぱっと見ると、パネルがこのような構造になっているのに気が付きません。
もし、筆者のようにパネル表面だけが浮き上がるだけの状態になっても、左右両脇から骨組み部分を跳ね上げると元に戻ります。
筆者は当初、このパネル構造に気が付かなくて、パネル表面だけが浮き上がった状態でさらにそのまま(パネル表面だけを持って)力づくで上に跳ね上げてしまいました。
そうするとバキッ!ガチャッ!と音を立てて可動部を支えているX型のクロスヒンジのツガイ部分(写真2で写っています)を外してしまいました…
可動パネルが外れてしまった場合は、紙の説明書の23Pにも修復方法が載っているのですが、クロスヒンジが外れてしまった場合のリカバリーはメーカー公式のWebマニュアル等にも載っていません。
筆者は構造が理解できたので自力救済できましたが、自分でリカバリー方法が分からない人は業者さんに頼んだほうが賢明だと思います。
年数も古いので、壊れてしまった場合は既にパーツが存在しない可能性もあります。
同じ疑問で悩んでいる人のお役に立てたら幸いです。
参考までに、この特殊なパネル構造はエアフィルターの自動洗浄機能のためです。
写真1.2でちょこっと写っている青い部品がありますが、この青いのが洗浄ユニットで、フィルターを自動洗浄する際にユニット部が浮き上がってきてフィルター部分を左右に往復して洗浄します。その時に洗浄ユニットの自走空間を作るためパネルが浮く構造になっています。
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