こんにちは。
大学生の就活が始まりましたね。
「性格診断テスト」はだれでも一度や二度は受けたことがあるでしょう。
就職や転職の際に受けた人がほとんどだと思います。
今回はあのテストが役に立つのか、ホントに”診断”できているのか、という視点ではなく印象操作する回答が可能かどうかについて取り上げます。
結論から言うと印象操作の回答は「ほぼ不可能」と思われます。
おそらく「あんなの簡単に印象操作の回答できるでしょ!」と考えていた人は多いんじゃないかと思います。
僕も自分が被験者の立場だった時にはそう思っていました。
過去に自分が会社をやっていた時に、たった一度だけあのテストを使用したことがあります。
その時にじっくりと質問を見ていたら「ああ、なるほど、よくできているな」と感じたのです。
(診断テストの取り扱い業者は一切種明かししてくれないです。)
あのテストって、同じ傾向の質問が表現やシチュエーションケースを変えて何度も登場しますよね。
それらを矛盾なく回答できたらOKじゃないんです。
それだけではなくて、実は全く別の傾向の質問にも複雑に紐づけされて絡んでいるのです。
どういうことか分かりやすいように説明すると。
同じ傾向のことを聞いている質問群をひとつのグループに選別してグループ分けするとします。
Aグループ、Bグループ、Cグループ〜というふうに。
当然、同じグループの質問には矛盾なく回答できないといけません。
しかし、一見は関連が無いように見えて、実はグループを飛んで別のグループの質問とも個々に紐付けされているのです。
例えばAグループの1の質問はBグループの2の質問にも絡んでいたり、Bグループの1の質問はCグループの3の質問に絡んでいるというように。
同じ傾向の質問に表現を変えたりシチュエーションケースを変えて聞いているのも、別のグループの質問と紐付けする意図によって変えられています。
なので、短時間の間に200問くらいを答えなければいけないテストに完璧な印象操作の回答は不可能でしょう。
やろうとすれば、支離滅裂な矛盾が起こるか、時間が足りないかになります。
そうするとテストにまじめに回答していないという判断が下されることになって、性格云々という以上に不利な烙印を押されることになってしまいます。
なので、「こんなしょうもないテスト・・・」と思っていても素直にまじめに回答しておきましょう。
近年になってあの手の診断テストに意味はないとか批判や否定の意見もたくさんあります。
僕自身も、仮にあのテストの診断結果が正しかったとしても、その人が会社に入って役に立つ、立たないかは、まったく次元が違う問題だと考えています。
だって、仮にいい人材だったとしても受け入れる会社の体質・体制で人の行動なんてどうにでも変わっちゃいますよ。(笑)
いい人材は欲しいけど出すものを出さないとか、サービス残業が多すぎるとか都合が良すぎる会社も実際にありますからね。
まあ、その逆もあるんだけど。
素直に答えて縁がなかった会社はそういう運命だったと喜んで受け入れておきましょう。(笑)
=ついでに注意喚起=
Twitterとかで「あなたの〇〇度は?」「あなたを〇〇に例えてみると」
シリアスものからジョークものまで診断テストがありますが。
あれ、個人情報がトラッキングされてますよ(笑)
こんなブログもやってます。