こんにちは。
今回はこのニュース記事から
ハフポスト・ジャパンより
ー自分も転職は多かったー
自分の転職経験は会社倒産の事態やその会社の整理をする都合でいったん職を離れなくてはいけない状況など含めて多かったけど。(自分の親の会社で倒産後、父の自殺となったため)
ー意外とシンプルな理由ー
さて、記事の内容に関して。
記事の中で少し答えも見えているし、アンケートの結果にも繋がっているけど、中途入社の離職が高いのは選考が吟味されていないから。
この問題は現在のように企業への求人応募にウェブエントリーがデフォルトになった時点から深刻化している現象。
お手軽にクリック1つでエントリーできるから応募者が殺到してまともな選考が出来ていない。
応募側と選考側の人数に隔たりがありすぎるのだから考えるまでもなくまともな選考ができないのは無理もない話。
ー中途採用は一種のギャンブル化しているー
そういうことは応募する側も分かっていて、企業の人材募集がいわゆるゲーム化というかギャンブル化している。
選考する現場でも新卒にはある程度の慎重な選考を行っていても、中途社員となれば手間も時間も薄くなりがち。
「どうせ手間ひまかけて選考しても入ってみなけりゃ分からないんだよ」という雰囲気がにじみ出ている会社は自分が営業の管理職で在籍していたところで実際に経験した。
*この「入ってみなけりゃ分からない」というのは会社側も転職者側もそれぞれ別の観点から結果として同じ感覚が生まれている。
だからこそ余計に中途採用が当てモノ的になっている。
ここを詳しく説明すると長くなるのでまた別の機会に。
当事者はみんな気がついてると思うけど。
ー冗談のようなホントの話ー
エントリーの早い順10名から選んだという話を聞いたことがあるし、人事部のようなものが存在しない中小企業だと、支店長が一番早くエントリーした人に決めたなんていう一発勝負もあった。
実際のところそうでもしなければ物理的な作業限界があるだろう。
これも自分の経験だが、ネットエントリーで応募した会社からメールでお知らせが返ってきた際、テンプレをやっつけ仕事で切り貼りしたちぐはぐな文章で選考に落ちたのか次に進めるのかどちらにも解釈できる意味不明な内容で返ってきたことが何回かある。
もう15年近く前の話になるが、そんな経験をしている人は今ではおそらくもっと増えているのではないだろうか。
いろんな事から雰囲気は伝わってくるものなので結果として「入ってみなけりゃ分からない、入って違和感あったらまた別の会社に」という感覚になっても不思議ではない。
ー看板に偽りありすぎる社内風土ー
加えて、会社側は中途入社に「新しい風を期待する」ようなことを言っていても実際にはガチガチに保守的な考えで動いていることが多い。
企業風土にも影響するがその会社一本でやってきた人達をガラパゴスの化石のように感じることも多々ある。
そこにきて保守的な風土や人事評価制度とくればやる気になって入ってきた社員は愕然とする。
離職を防ぐ有効な手段として定期的な面接が効果が出ているというのは、そういう不満のある社員にとってのはけ口になっている現れだと思う。
採用の方法、会社の現状など会社側でも考え直してみるべきことは沢山あると感じる。
むしろそういうことに敏感に気がつくのは今まで中にいた人ではなく、外からやってきた人なのだから。
とはいえ、転職者にもいろいろ程度の差がありすぎるのだけど。
そのことについてもまた別の機会に。
こんなブログもやってます。