国内でも深刻な問題になりつつあるコロナウイルス。
世界各国の対応や反響を見ているとこの映画を思い出しました。
Blu-rayとDVD
1980年作品 監督:深作欣二 主演:草刈正雄、オリビア・ハッセ―
この映画が作られたときには米ソ冷戦の真っ只中。
謎の細菌感染から始まる世界規模のパニック。
外国人キャストも豊富で南極ロケまで敢行した結果、この当時で25億円という破格の製作費。
子どもながらに映画を見た感想は世界の緊迫感をリアルに疑似体験したかのようなドキドキ感、というか本当にこの当時はいつこういうことが起こってもおかしくないというキナ臭い感覚がありました。
逆に今はそれ以上にキナ臭い世界情勢になっていますけど。。
そんな訳でこの映画は今まさにタイムリーな映画ではないかと思うのです!
ネタばれ防止でこれ以上の内容には触れませんが、この映画に登場する人たちのちょっとしたネタを披露します。
〇米兵役の大男 ボー・スベンソンは「キル・ビル2」の冒頭に登場する教会の神父役の人。
日本オタクのタランティーノ監督なのでボー・スベンソンのキルビル出演はおそらく「復活の日」での出演がきっかけになっているものと思われます。
2004年のフジテレビドラマ「人間の証明」にも出ていました。
2003年作品 言わずと知れたタランティーノ監督 もう20年近く前の作品になっちゃったんだ・・・(笑)
オリビア・ハッセ―と言えば個人的に大好きなホラー古典「暗闇にベルが鳴る」の主演を務めた女優です。
この作品、同じくホラー映画の「スクリーム」などいろんなネタにされることの多いカルト作品。
映画の元ネタはアメリカ・カナダで古くから知られている都市伝説をモチーフにしたもの。
1974年作品 カメラワークで心理的恐怖を煽る古典ホラー 今観ると逆に新鮮かも
〇当時の角川映画によく出ていたジョージ・ケネディはアカデミー受賞俳優
「暴力脱獄」1967年作品 助演男優賞 (主演:ポール・ニューマン)
そして「復活の日」でカメラを回していたのは黒沢監督からの信頼が厚かったことでも有名な木村大作さんです。
2000年ごろの深夜のトーク番組に木村大作さんが出ておられて、そこで披露していた話が傑作だったのでちょこっと紹介しようと思います。(木村氏のトークそのものが面白かったので伝聞じゃ伝わらないけどゴメンね)
この映画の撮影中ではボー・スベンソンがなかなか台本通りに演技をしなくて大変だったそうなんです。(なんだかんだとギャラアップを目論んでいたとか)
そこで木村さん、撮影の休憩中でも食事の時でもボー・スベンソンが視野に入れば目を見開いてずっと彼をにらみ倒していた。
「ミスター木村の目は縦に付いているのか」
やがて外国人俳優やスタッフからはこんなことが言われるまでに。。
すると、とうとうボー・スベンソンは根負けして
「ミスター木村、あなたの芸術に対するアティテュードには感服した。ちゃんと言う通り演技するから許してくれ・・・」と。
『ホントにちゃんとやるんだったら許してやる』と確認を取ると
「ホントだ!約束するよ」ということで一件落着したという話。
そしてこの映画には外国人俳優やスタッフがかなり多く、また当時の日本のエンターテイメントなんて露骨に見下している人も多かったとか。
なにか注文を付けても意に介さない外国人スタッフもいたので、そんなときには
『なにーっ!!(。-`ω-)』
と木村氏が懐に手を入れるとみんな凍り付いた表情で固まったとか。
『いや、ほんとにドス出してくるんじゃないかと思って真っ青になったよ、みんな』
と、茶目っ気たっぷりな話を披露しておられました。
そういうことも思い浮かべながら観てください「復活の日」。
いまリアルに旬です。
テレビでは自粛して放映しないのかな。。
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