どこのプロバイダと契約してもインターネット通信を行うためにはプロバイダから貸し出されるホームゲートウェイという器械を設置しているはず。
今回はそのホームゲートウェイに問題が発見されたので交換したら通信環境が快適になったという話。
プロバイダからレンタルされるホームゲートウェイは経年劣化で接続不良が起こりやすくなる
さっきも言ったようにホームゲートウェイとはインターネット回線の申し込みをした時にプロバイダから送られてくる器械のこと。
自分で買ってくる無線ルーターの前に繋いでいるヤツね。
右側の白いのがホームゲートウェイ
最近はホームゲートウェイと無線ルーターの一体型になったものもあって、契約者が選べるようになっているけど、とりあえず今はホームゲートウェイと無線ルーターは別という前提で話をしていこうと思う。
年数が経ったり現在の規格性能に見合わないホームゲートウェイは無償交換してもらえる
で、このホームゲートウェイに関してもパソコンや無線ルーターと同じで経年劣化が起こる。
そして、ホームゲートウェイが性能的に時代遅れであったり、けっこうな年数が経っているものは無償で交換してもらえることがある。
「最近なんか接続の調子が悪いな・・・」「パソコンも無線ルーターにも問題なさそうなんだけどな・・・」てなことが思い当たる場合は、ホームゲートウェイに疑いの目を向けてみたほうがよい。
ホームゲートウェイはどこのプロバイダで契約しても基本はプロバイダからのレンタル品。だから設置以降に再びホームゲートウェイに意識が向かない人が多いのが現実。
それにネット回線を契約した業者も「もしもし、こちらから貸し出しているホームゲートウェイなんですが、実はもうけっこう古くて、現在の通信規格にマッチしていないので新しいものと交換させてもらいます」なんてわざわざ言ってくるマジメな業者は少ないでしょう。
パソコンや無線ルーターは買ってから何年経ったという意識はあっても、ホームゲートウェイには全く意識が向かない人が多いと思う。
そこで、いちど自分が契約した年月を思い出してみよう。
かなりの年数が経っている場合は無償で交換してもらえる可能性が高いのだ。
2014年以前のホームゲートウェイはほぼ無償交換かと思われる
まず、断っておくとこれが絶対であるという保証はできない。
ただ、ほぼ無償交換になるだろうと予想される理由がある。
その理由は2つあって、ひとつはそれまでの主流だった2.4G帯の11nという規格から通信速度がグッと向上した5G帯の11acの通信が提供されるようになったのが2014年4月であること。
2つめは、その2014年から7年も経過していること。
それが無償交換が可能であると考える理由。
自分の場合はauひかりを2012年に契約していて、auひかりからは「確認用の信号を送った結果、機器の調子が悪いと推測できます。もう8年も経っているのでホームゲートウェイを無償交換させていただきます」ということだった。
つまりは、通信規格のブレークスルーや何らかの新規格が出てきた後など、設置からかなりの年数が経っていると思われる場合は無償交換の条件に当てはまると考えるべきではないかと、そういう理由からの考察。(あくまでも個人的な見解)
交換する場合にオプション選択あり
自分の場合は無償交換してくれるということだったけど、それはいま家にあるホームゲートウェイと同じモノという条件で、最新の機種になると交換料は3000円ということだった。
どうせレンタルなんだし、そのうえで交換なら機種問わず無料にしろよ、と言いたいところだけど、まあ3000円ならと最新のホームゲートウェイの交換に承諾。
さらにはその最新のホームゲートウェイひとつで無線ルーターも不要で通信可能なプランもあるとの案内も受けたが、それには今まで契約してきた料金に毎月プラス○○¥というような内容だったので、そっちは即座に断った。(笑
(※最新のホームゲートウェイにはあらかじめ無線ルーターの機能が内蔵されている)
新しいホームゲートウェイは5日で到着
早いね!
新しいのは1週間かからずに到着。
比較:真ん中のが従来機種、右側が最新機種 新しいのは背面以外は透明なアクリルパネルの化粧板でオシャレ感◎
器械の背面の接続端子の配列もほとんど変わらないので、従来通りの契約内容ならもう一回同じようにソケットに差し込み直すだけで済む。
例えばこれを機会に動画チャンネルを契約するとか、そういうことがあったとしても何ら難しいことはない。
説明書の通りにソケットにケーブルをつなげばいいだけだ。
参考までに古いほうはプロバイダに返却しなければいけない。
替えてどうだったか? iPhoneが5G帯を掴みやすくなった!
専用のアプリで速度計測とか、そこまでマニアックなことはやらないので、非常に感覚的になってしまうけど、今のところネットの通信速度に体感できるような差は感じてはいない。
ただ一点、替えてよかったなと思うのはiPhone(XR)が5G帯の電波を確実に掴んでくれるようになった。
これはふだん自分がいる部屋からだと顕著にその差が表れる。
自分の作業部屋は無線ルーターを設置している部屋から対角線上に正反対の位置に当たる場所で距離も障害物も多い。
これまでは5G帯に繋いでおくとiPhoneに表示される電波の数は1つのみ。
そして、通信しているうちに接続が途切れて4Gになっていることがよくあった、というかほとんど5G帯を安定して掴んでくれることはほぼ皆無であった。
2.4G帯なら電波の数は増えて若干掴みやすいのだけど、同じように途切れていつの間にか4Gという同様の現象が頻発していた。
新しいホームゲートウェイに変えたら、この現象がほとんどなくなり、例えばiPhone側で2.4Gと5G帯の両方のネットワークを表示させていても、自ら5G帯のほうを掴んでくれることもあるくらい。
Aが5G帯でGが2.4G帯
まあ、従来機種と同じホームゲートウェイを新しいものに交換、という検証はやっていないので、旧機種と新機種の性能の違いで起こっていることかどうかは判断できないけど。
でも、これからホームゲートウェイを交換する機会があったとしたら3000円は決して高くないんじゃないかと思う。
見た目は全面透明なアクリル化粧板に包まれてオシャレ感がアップ?(笑
どうしても視線の目につく場所に置かなければいけない環境の人などはかなりのスッキリ感が期待できるのでは。
ということで、ネット通信の契約をしてからずいぶん経つけどホームゲートウェイはそのままという人はこれを機会に通信環境を見直してみるといいと思います。