コロナウイルスに関するこれまでの報道
====26日午後1時追記====
《2月26日午後のニュースより》
政府指針としてこの先2週間のイベントの延期や中止の検討を始めたと安倍首相が発表しました。
==============
コロナウイルス関連でこれまでよく使用されてきた「正しく恐れる」「過度の心配はない」という表現ですが、感染経路不明な感染者の発生も多発してきている現状では少し曖昧過ぎるような気がしないでもありません。
昨日には国からの基本指針も発表されました。
「厚生労働省」より
「感染の拡大スピードを抑制することが重要。そのためにこの1~2週間の動向が極めて重要」というような内容になっています。(必ず全文に目を通すことをお勧めします)
ここからは筆者の私見です。
報道をどう読み解くべきか
既に国内では経路不明の感染者が全国的に存在していることを考えると潜在的な感染者はもっとたくさんいると考えるのが妥当な予測と思われます。
不特定多数の集団になるイベントなどはクラスターを生み出すきっかけになることも間違いないでしょう。
ところが現時点での国の指針では「一律にイベントの自粛要請はしない」となっています。
自粛ではなく国からの規制(限りなく規制に近い自粛)になってしまうと通勤、出社など同様な環境に身を置くことについての危険性確定を内包されたようになってしまうため、その結果、国があらゆる経済活動を止めてしまったという責任追及に及んでしまう可能性が起こりうることになります。
国が指針をまとめるうえでいちばん危惧したのはここではないかと考えています。
そうなるとコロナウイルスに対してできる個人の対策としては個人でできる範囲での注意励行となってしまうのです。
おそらく今後ワクチン開発などでコロナウイルスに対するある程度の対策が確立されるまでの間は世界中の国が同じことで頭を悩ますことになっていくのではと思います。
しかも日本はオリンピック開催まで半年を切っています。
この状況はかなりの試練だと思います。
「中止はあり得ない」と頭ごなしな否定をしている日本の五輪組織委員会はどれほど非現実的かよく考えてほしいと思います。
こういう時の対応で後々の政治的避雷針にも利用されることをよく考えるべきでは。