【米国内】iPhoneの旧モデルで意図的低速化・集団訴訟で5億ドル(540億円)で和解
『engadjet日本版』より
以前から取り上げていたAppleの「計画的陳腐化」の疑惑問題ですが。
気になる人は読んでください。読まなくても概要は理解できます。
過去モデルのiPhoneが使用を続けていくうちに低速化していくのは、バッテリーがあるレベルまで劣化した場合に動作が低下するコードが組み込まれていたせいだったこと。
その意図をApple側では「電池が劣化してきた端末で意図しないシャットダウンを防止するため」という主張と、消費者側の「意図的な陳腐化で買い替え促進させる手段」という争点で争いが起こっていました。
フランスでは製品の「計画的陳腐化」は刑事罰の対象になるため検察局も調査に乗り出し、イタリアの反トラスト当局も動きだすなど世界的な波紋が広がりました。
Apple Japanでは保証期間切れでもバッテリー劣化度に関わらず格安料金(8800円→3200円)で電池交換の対応を行っていました。※2018年12月で終了
Appleは意図的陳腐化は認めていないですが、訴訟費用の負担軽減のため和解に応じたようです。
日本の消費者は米国消費者の行動を見習うべき
さて、Appleが組み込んでいたコードの意図に関しては真偽が不明ですが、たとえ意図的な陳腐化ではなかったとしても消費者に疑惑を持たれかねないことには透明性を持たせるべきという教訓になったように感じています。
米国内での事案ですが、日本の消費者は米国の消費者の行動を見習うべきだと強く思います。
個人的に今回の件でAppleを批判する気はないですが、日本ではこの件どころではない明白な詐欺まがいの企業活動に対して消費者がおとなしすぎると思います。
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